ソバ畑 一回目の中耕(播種後8日目)

有機栽培の米作り そばの中耕
画像が欲しいとのことなので

2014.8.31

はい、はい

ソバの畑が乾いたようなので、半分だけ草掻きしときましたよ。

 

後の半分は、茨城アイガモ水田トラストのメンバーでやってくださいね。

 

畑に入っても大丈夫かどうかを見分ける目安。

あなた、お分かり?

 

それはね、

1.近くで畑に入って作業している人が既にいる。

2.畑の表面が白っぽく乾いた感じになってきた。

3.手で土を握った時に固まらずにパラパラと砕け落ちる。

 

まあ、こんな感じです。

早すぎると土を捏ねて、テロテロになってしまいます。

また、鍬や作業機の刃に土がくっついて、作業し難いです。

 

みんな知ってるよね。

 

ソバの発芽(播種後7日目)

有機農業のソバ作り
ソバの発芽(播種後7日目)

2014.8.30

百姓殺すにゃ 刃物はいらぬ 雨の三日も 降ればいい

本日も雨模様の天気です。

 

写真は、先日(8/23)茨城アイガモ水田トラストの皆さんが種播きしたソバ畑の様子です。

ソバが一斉に発芽したのがお分かりだと思います。

 

この段階でスプラウトとして食べても良いので、間引く元気のある方はいらっしゃい。

ところで、ソバの足元に小さく緑の点々に気付いたあなた。

 

そうです。ソバだけではなく雑草も一斉に発芽したのです。

雑草と言うやつは厄介で、今はこんなに小さいのに、アッという間に作物を追い越して、草の中に埋没させてしまうのです。

 

だから早く表面の土を掻いて、草退治をしたいのですが、土が湿っているので、今日は出来ません。

天気が回復するまでお手上げです。

 

百姓だって 唯では死なぬ 矢でも鉄砲(てっぽ)でも 持って来やがれ

 

雨と稲刈り

有機農業の米作り 雨と稲穂
雨のしずくに輝く稲穂

2014.8.29

稲刈りのシーズンが始まったと言うに、降ったり止んだりの日々です。

お百姓さんのイライラが募ります。

 

田んぼの稲は、雨でボッシャリと濡れているのに、業を煮やしたお百姓さんが、稲刈りを始めました。

 

こんな時に稲刈りをしたらどうなるか、お百姓さんなら皆解っています。

 

コンバインの中で、濡れた籾と稲わらがくっついて、稲わらと共に外に捨てられてしまうのです。

なので、収穫量が著しく下がります。

 

収穫した籾は、乾燥機に運ばれます。

ここで籾を乾かすのですが、空気が湿っているのに加えて、籾の水分が高いのでさっぱり乾きません。

 

その結果、灯油をバンバン焚くことになり、燃料代が跳ね上がります。

 

ただでさえ、今年の米の買取価格が下がったと言うのに、苦渋の選択をせざるを得なかったお百姓さんの心中をおもんばかると、なんとも心が痛みます。

 

雨はもういらないってば!!

 

実りの秋

有機農業の米作り ミントの花
ミントの花といのちの壱と案山子

2014.8.27

8/10に茨城アイガモ水田トラスト会員の皆さんが手植えした稲が出穂したことをお知らせしました。

 

あの時はひどい台風で、稲の登熟はどうなることやら心配になりました。

 

風にあおられて受粉が出来ずに白穂(死に穂)になってしまったものがあります。

また、穂全体がやられなくても、穂の一部の籾が死んでしまったものもあります。

 

それでも穂が少しずつ垂れてきました。

これは、稲が実ってきたことを示します。

稲の生命力には実に驚かされます。

 

田んぼの手前に見えるのは、カメムシ対策に植えたミントです。

また、奥に見えるのは、スズメ対策の案山子(かかし)です。

 

それぞれが協力しながら、一歩一歩収穫の秋に向かっています。

それにしても、もう雨はいらないなあ。

 

”世界3大炊き込みご飯”っていったい何だ?

有機農業の米作り スパイスカフェ
押上のスパイスカフェ

2014.8.25

大分昔の写真を茨城アイガモ水田トラストのアルバムから引っ張り出してきました。

それにはちゃんと理由があるのです。

 

昨朝、テレビをぼ~ッと見ていたら「だけど食堂」と言う番組で、

世界3大炊き込みご飯の紹介をしていました。

 

ナビゲーターは、鈴木佐羽と柳原可奈子。

それにしても柳原可奈子が「毎日ご飯を3合炊く」

って言ってたけど、そんなに沢山食べて体重制限は大丈夫なんかな?

 

話を元に戻して、

1番目がスペイン料理のパエジャ(パエリア)

2番目が日本のマツタケご飯 うん、さもありなん

そして、3番目は一体何でしょう? と番組がスタートしました。

 

「それは、このお店で食べられるんです」って紹介されたのが、

写真のスパイス・カフェ

「トラストの会員でこのお店を知らなかったらモグリだ」

と言っても過言ではない大変お世話になっているお店です。

 

じゃあ、インドの炊き込みご飯だなとピンと来た方は、さすが解っていらっしゃる。

インド料理のビリヤニが正解でした。

 

ボリビア人の仲間と炊き込みご飯を作った時のことですが、

日本のご飯を炊く感覚で、おコメを炊く前に洗ったら、

「そんな余計なことはしなくていいんだ」

と言われたけど、あれはきっとパエジャだったんだな。

私のせいでやわらかめのパエジャが...。

 

ところで3大炊き込みご飯って誰が決めたんだ?

管理人としては、セネガルのチェブ・ゼンやチェブ・ヤップを入れて欲しかったのですが、

誰も知らないよね。

それに、どちらかと言うと混ぜご飯のカテゴリーかもしれないし。

 

「ひつまぶし」を忘れてやしませんかって声がどこかで聞こえる気がする。

 

残党

有機栽培のかも作り

2014.8.24

先日いなくなったはずの年長組の合鴨達が、また舞い戻ってきて、昔の様に我が物顔で、庭を闊歩しております。

 

数日前に鶏小屋で鶏のヒナが誕生しました。

母鶏は、ヒナがいじめられはしないかと常に神経を尖らせています。

 

管理人がヒナの方に手を伸ばすと羽を広げて威嚇します。

特に気にかけているのが、ノシノシと歩き回るカモ達の存在の様です。

 

このままでは、無神経なカモ達と母鶏との一発触発の状態は避けられません。

北京(ダック)の脅威から守るためには、シェルターに避難させるか、北京に二度と無理難題を言わせないかのどちらかしかありません。

そこで、管理人はこの2羽を確保し、田んぼから引き上げた鴨の肥育場へ移送しました。

 

異変に気付いた我最愛の奥様が涙目で訴えました。

「カモちゃん達はどうしたの?あの二羽を生かしておくことは出来ないの?」

 

昔から「泣く子と地頭には勝てぬ」と言います。

散々奥様の足に噛みついて手を焼いていた(7/2参照)はずなのに、それほどの愛情で繋がれていたとは。

 

カモ達には連れ帰る前によーく言い聞かせました。

「お前たちが生き延びられるのは、奥様の嘆願があったからだからね。もう二度と奥様に噛みつくんじゃないよ」

 

今日も奥様が外に出ると、カモ達が足にじゃれ付いています。

ちなみに、母鶏とヒナはゲージに隔離しました。

 

ラジヲの時間(播種後0日目)

有機栽培のそば作り

2014.8.23

はーい!こんばんは
今日も「笑鴨」の時間がやってまいりました。

さて、8/5に予告した通り、本日はソバの播種を行いました。

 

播種の前に降雨に恵まれたので、土に水分があることと、お天道様の強い光を雲が遮ってくれましたので、この上もないコンディションの中、播種作業が出来ました。

 

播種量は、3g/mが基準なので3g×34m≒100g

0.6m(条間)×19列=11.4m。

なので今年のソバの面積は、34m×11.4m=400㎡弱。

 

19列播種したので、100g×19列=1.9kgの種子を使用しました。

ソバは、通常一粒播くと二十粒を収穫できますから、

問題なく育てば、1.9kg×20=38kgの収穫が見込まれます。

 

ソバは、45kg=1俵と数えるので、今年のソバの収穫目標は1俵弱かな。

 

お米は一粒が200粒、ヒエは一万倍に増えることを考えると、ソバはなんて効率の悪い作物なのでしょうか。

だから、外国産のソバを使っているお店はともかく、日本産のソバを使っているお店の儲けは本当に少ないのですよ。

ましてや、最も単価の高いと言われる金砂郷産「常陸秋そば」使用店ではなおさらです。

 

写真は、播種をした後に横に足踏みしながら、鎮圧をしているところです。

鎮圧の意味は「毛細管現象を使って、種子に安定的に水分供給をする」ことです。

この作業、見かけはのん気に見えますが、やってみると結構腰に来るのだなあ~。

 

出てきた雑草の芽掻きを、10日後くらいに予定しています。

お急ぎでない方は「草かきホー・三角ホー・鍬」をお持ちになって、おいで下さいましね。

 

それでは、本日のソバ畑の作業報告は、これで終しまいです。

皆さま、ごきげんよう。さようなら。

 

今年も豊作

2014.8.20

農夫と今年のお米について話をしました。

 

農 夫「今年も昨年に引き続き豊作だなあ」

管理人「エルニーニョは来ないで、好天気続きだったからなあ」

農 夫「昨年のお米がまだたくさん米屋の倉庫に残っているんだってさ。だから、新米が出来ても手を出してくれないんだよ」

管理人「また米の値段が下がるのかなあ」

農 夫「農協の(玄米60kg当りの)手付は一万円を切ったと言うぞ」

管理人「生産にかかるコストは下がっていないのにか」

農 夫「肥料代・農薬代・燃料費・機械代、人を雇う人件費それに政府に払う税金とみんな値上がりしよる」

管理人「それなのに米がそんな値段だったら、百姓を続ける人が減っちまうんじゃあないか」

農 夫「オレも辞めたいよ」

管理人「政府は日本で米作りをするのは反対なのかなあ」

農 夫「国民の食料も作れないみじめな国にはなって欲しくは無いけれどもな」

管理人「政府は『後継者が育つ農業』と言い続けて久しいが、そうなったことは一度もないな」

農 夫「典型的な『農学栄えて農業滅ぶ』の方向に動いているな」

管理人「結局コストダウンの掛け声に引っ張られすぎて、農業の本当の意味を忘れてしまったからじゃあないのか」

農 夫「農業の意味を思い出しても腹は減るばっかりだもんなあ」

 

なんか心を虚しくする会話でした。

 

お米の素晴らしさを歌った歌5曲

2014.8.19

先週の土日は、雨に祟れながらもソバ播種の準備をしました。

土曜日の降雨確率は50%だったのですが、やっとその意味が解りました。

 

管理人が外に出て作業を始めるや否や雨が降り出し、諦めて中断すると雨は止むを繰り返していました。

精神的に疲れました。

 

ところで本日は、YouTubeで拾った「おコメの歌5曲」を発表します。

 

1曲目 たまごかけごはん https://www.youtube.com/watch?v=SdPhYBxXf_A

みんなの歌風に楽しくおいしく歌います

 

2曲目 島原のまぜごはんのうた https://www.youtube.com/watch?v=cg79Y4zOrVY

おばあちゃんの思い出をまぜごはんに込めて歌います

 

3曲目 朝ごはんの歌 https://www.youtube.com/watch?v=i082DzokD5E

言わずと知れたジブリのコクリコ坂で歌われている曲です(歌詞付き)

 

4曲目 ごはんのうた https://www.youtube.com/watch?v=aHrhFDKC-a8

ロックでご飯の素晴らしさを表現するとこんなんなります

 

5曲目 交響曲第5番『朝ごはん』 https://www.youtube.com/watch?v=85tsnqc3jHM

表現の仕方は多彩ですね。感動ものです

 

以上、独断と偏見で発表しました。チャンチャン。

 

ノガモ

有機栽培の米作り

2014.8.17

今年の民族大移動もようやく終わりました。参加された皆様、お疲れ様でした。

 

管理人も初めてお盆を迎える側バージョンで、迎え盆から送り盆までフルに参加しました。

なので、今回は移動はありませんでしたけど、疲れましたね。

 

ところで、管理人の田んぼにいまだに一羽だけカモちゃんが残っています。

写真で見てお分かりのように、野ガモです。

 

近所にいたずら好きな人がいて、野ガモのヒナを捕まえ、羽をむしって飛べなくして、我家の田んぼに放したのです。

 

羽はむしられても野ガモは野ガモ、動きは敏捷で、警戒心は非常に強く、どんなに捕まえようとしても絶対に近くには寄って来ません。

 

稲の穂が垂れて来たので、本当は田んぼから出て来てもらいたいのですが、

”オラはココがいい”と言った感じで居座りつつ、穂をかじっています。

 

今日もタヌキやイタチの攻撃を避けながら、田んぼでサバイバルなんだろうな。

 

でも、こんなイタズラもうしないでよね。プンプン(#`Д´)凸

 

言わずと知れたギャオス

有機栽培の米作り

2014.8.12

テレビの「ガメラ対ギャオス」を見ていたら「何やってんの!明日はお盆なんだからテレビなんて見ている暇はないのよ」って、そうか別にわざわざテレビを見なくても我が家にはゴジラが...くわばら、くわばら。

 

ギャオスの話題が出たので、水田のギャオスと言ったら「オモダカ」でしょう。

これも先日紹介したコナギと同様に、嫌気性状態で良発芽の特性を持ちます。

 

有機物を土壌に入れると、分解に酸素が使われるため、そう、嫌気性状態が起こりがちです。

なので、そのようなお米の作り方を好まれる方の田んぼに特に発生しやすいのです。

 

稲への影響も強いため、お百姓さんからは嫌われていますが、カモさん田んぼではそれほど恐れることはありません。

 

 葉っぱはそれほど強くはないためか、カモさんを放した田んぼではほとんど見かけることはありません。

 

昔は「勝ち草」と呼ばれ、縁起が良いので家紋に好んで使われたと聞きます。

よかった、よかった。

 

祈りましょう

2014.8.10

待ちかねていた茨城アイガモ水田トラストの会員の皆さんが手植えをした稲が出穂しました。

とは言うものの、とんでもない天気の日に出穂したものです。

 

10日朝高知県に上陸した台風11号は、四国や近畿を縦断し、時速45キロで北上しました。

この間、平年の一月分の降雨をもたらしたり、栃木では突風で屋根が飛ばされるなど、暴風雨が日本国中を一飲みにしました。

 

この暴風雨は、11日未明まで続く見込みで、建物倒壊多数、浸水多数となっております。

 

さて、こんな状況の中で出穂した稲はどうなるかと言いますと、

①・強風により受粉がうまく行かずに不稔となってしまう=米にならない

②・強風により稲の体がゆすぶられて、葉や茎に傷が付き、そこから病気が侵入

③・水没すると、その水没期間が長いと寿命を迎えてしまいます。また、短くても病気に侵される場合が多いです。

④・フェーン現象で高温になると、葉からの蒸散が激しくなり、根からの水分吸収が間に合わなくなると、稲も熱射病に=葉先が枯れます

・・川の周辺で発生しやすいのですが、海の潮風が運ばれて、葉が焼けることがあります

⑥・出穂時期とは関係ないですが、強風により稲が倒されることもあります。そうすると、葉が重なったところは光合成が出来ずに極端に収量が低下します。

 

 ・特に穂がほぼ出来上がってから、稲が倒されて穂が水没した場合には、穂発芽と言って、穂に付いたまま籾が発芽します。こうなると商品価値はゼロ。情けなくなります。

 

茨城アイガモ水田トラスト会員の皆さんが植えた稲がきちんと育ち、収穫の秋を無事迎えられますようにお祈り下さい。

 

そう、このような時は天に祈るしかないのです。

 

犯罪

有機栽培の米作り

2014.8.8

先日、稲に奇妙な病気が出たので、職場の上司が農業研究所に鑑定を頼みました。

そして、その結果が出たので、管理人も一緒について行って、話を聞いてきました。

 

研究員曰く「先日の検体から病巣を分離培養し、どうていしましたところ、これは○○ですね」

上 司「え?ナニしたんですか?

研究員「どうていです。どうてい」

上 司「よくそんなこと、恥ずかしげもなく言えますね」

研究員「病気の名前や雑草の名前、昆虫の名前などを調べて、これだと決定することを同定と言うのです」

上 司「どうもすみません。高村光太郎のやつしか知らなかったもんで」

 

このやり取りを聞いていて、つい突っ込みを入れたくなってしまった。

うそだろ、もう一つのやつを考えていたくせに。

 

それにしても、同定が恥ずかしいのなら、

「オオイヌノフグリの花は実に美しい」とか、

「今度ペニンシュラホテルで食事しましょう」とか、

「私の出身はバージニア州です」とか、もっと恥ずかしくないのか? 

 

極めつけは、水田雑草コナギの学名 Monochoria vaginalisだな。

意味は女性の性器そのものだから、これを命名した人は、恥ずかしいを通り越して犯罪だよ。ハンザイ。

 

だって、多くの面前でこの名を言わざるを得ない立場の人だっていると思うのです。

その人は、その度に恥ずかしい思いをしなければならないのですから。

 

ところで、コナギは、稲と一緒に大陸から渡ってきたと言われ、発芽する時に酸素が無い状態の方が良く発芽するので、水田にぴったり適応した植物だと言える。

 

一方で、田んぼを乾かすと今度はヒエが一斉に芽吹くし、本当に困ったものだ。

合鴨ちゃんガンバレ!!!

 

本日の講義はこれまで。きり~つ、れい!

 

エンドルフィン

有機栽培の米作り

2014.8.7

最近、親指に力が入らない。

なので、力仕事が今一つ出来ないでいる。

どうもこうなったのは、大豆の除草が原因らしい。

 

大豆の草取りを始めたのが、(とここでおもむろにダイアリーを開く)

721日から一週間、まあ仕事が引けてからなのでたいしてやった内には入らないが。

それでも大豆畑は一応草の見えない状態になった。

 

異変に気が付いたのは、除草を始めて4日目だった。

左手の親指に引っ掛けて草を抜こうとすると、親指がもぎれるような感覚がして、それ以来、力が入らなくなった。

 

なので、力が必要な時は、右手に頼らざるを得ない。

そして、とうとう右手も使い物にならなくなった。

 

定年退職したら、日向ぼっこをしながら、畑で草取りをする老後を夢見ていたのに、ここでこんなことになろうとは、とほほである。

 

「趣味は、草取りです」と言うと、大抵は

誰があんなこと好き好んでやるんですか」と言われる。

 

それは多分、頭がボーとなるまで草取りをしたことが無いからで、黙々とやっていると或る時を境に気持ちがふっと楽になる時点がやって来る。

 

仮に、この瞬間を「ウイーダーズハイ」と呼ぼう。

あのランナーズハイと同様に、神経伝達物質エンドルフィンが脳内を駆けずり回り、除草に陶酔してしまうのである。

 

この状態を一度経験してしまうと、除草が楽しみに変わる。

この時間は至福の時間なので、出来れば誰かに邪魔されたくはない。

 

なのに、そんな時に限って道行く人が声を掛けてくれる。

なので、この至福の時間が中断されてしまうのだが、そこはちゃんと大人の対応をする。

 

ウイーダーズハイ、是非経験してもらいたい。

その割に管理人の畑は、草だらけなのであった。

 

それじゃダメじゃん春風亭昇太です。(笑鴨)

 

そばの播種量

2014.8.5

茨城アイガモ水田トラストの平野代表より、8月23日のそば播きの案内が来ました。

 

一昨年の常陸秋そば栽培は、田久保さんが人間コンバインという必殺技を披露してくれてたお陰で、たくさんの収穫にありつけました。

 

そして、種に回す分の蕎麦もたくさん確保できたところまでは良かったのですが。

次の年(昨年)は、調子に乗ってある種を惜しみもなく播種したら、もやし蕎麦になってしましまいました。

 

なので、ほとんど収穫できずに、今年の蕎麦作りが出来るのかどうかも怪しい状態でした。

しかし、今年は昨年と同じ轍を踏まないために、考えました。

 

必要量しか種を渡さない。

標準播種量が5kg/10aなので、5g/m2 条。ちなみに条と条との間隔は0.6mで、1m当り3gを撒きます。

 

皆さ~ん。よろしいですか?

 


お米の数字(俵)

2014.8.3

オレが昔手袋だったころ、弟は胃袋で、お袋は池袋だった。

 

ここで問題です。1俵は何キログラムでしょう?

昨日管理人は、俵の中身によって、重さは変わると言いましたよね。

 

まあ、その話は少し置いときましょう。

昨日の話をおさらいすると、1石=1000合(人一人が一年間に食べる量)で、1合=150g(白米)なので、1石=150kg(白米)となります。

 

管理人が生まれた昭和36年の米の年間消費量は、120kg/人でしたが、平成18年には半分の60kg/人となり、現在はそれよりも低くなったそうです。

 

政府は、食の多様化のせいだと言っていますが、管理人は高齢化社会になり、皆さん食が細くなったのも理由の一つではないかと考えています。

 

昔の人は、食べも食べたし、働きも働いたのですね。

 

さて、コメ1俵と言うと基本的には、中には玄米が入ります。

そこで、玄米60kgを基準に考えると、玄米×1.25=籾重なので、籾75kg⇒玄米60kg。

玄米×0.9=白米重なので、玄米60kg⇒白米54kg。

 

時には、俵に種籾や白米を入れることもあったでしょう。

玄米重=白米重なので、白米1俵=60kg。

ちなみに、1俵=72ℓで、籾72ℓ=42.5kgとなります。

 

さらに、小麦1俵=60kg、大麦50kg、大豆60kg、そば42.5kgとなります。

わっかるかな~? わっからねえだろうなあ~。(笑鴨)

 

お米の数字(石)

山形県山居倉庫展示 昔の人は力持ち
山形県山居倉庫展示 昔の人は力持ち

2014.8.2

お米に関する数字って本当に解り難いんですよねー。それを解りやすく説明したいと思います。

 

籾の乾燥機の単位は、石(こく)だし、収量と言ったらkg/10aが基本だけれども、人によってはその意味する所は、玄米だったり、籾であったりします。

 

農家で米を数える時は、俵(ひょう)=60kgや、茨城では半俵(はんたら)=30kgと言う単位を使います。

 

この俵(たわら・ひょう)ですが、入れる中身によっても重量が変わります。

が、今回は止めときます。

 

さくっと、まとめてみます。

西洋の単位を使うと解り難いのですが、1合=180ml、1升=1.8ℓ、最近では1斗缶(18ℓ)を目にすることはほとんど無くなったけれども、管理人が子供の頃は、醤油や煎餅が一斗缶で売られていました。

 

日本の単位は、人間工学つまり生活に根付いたものなので、説明しやすいです。

1合=ごはん1食分

1石=10斗(と)=100升=1000合(ごはん1000食分)

 

なんとか1年分プレゼントとクイズ番組で言いますが、食事で考えると1日3食なので、3合×360日(旧暦の1年の日数)=1080合≒1石。

コメ一年分プレゼントと言われたら、コメ1石のこと。

 

よく考えられていますね。

農家に行くと、我家の乾燥機は30石タイプですなどと言われます。

それは、30人が1年間食べる分のお米を一度に乾燥できる能力を持っていることになります。

 

ちなみに1俵=60kgですが、これは人足が1回で担いで運ぶ量のことで、馬の場合は2俵を1回分と考えたようです。

オラはもう年がいったで、1俵は無理だっぺな。(笑鴨)

 

ひかえめに 天に顔出す コシヒカリ

有機栽培の米作り
Koshihikari Heading

2014.8.1

猛暑日は エルニーニョが 待ち遠しい

 

管理人の家には、結婚当時に購入したエアコンが一台、もう20年以上経っていますが、まだ現役です。

とは言うものの、今年になってからまだ一度も登板機会が無く、単なる家具となっています。

 

5/11に田植えをしたコシヒカリが本日出穂(しゅっすい)しました。

地元の農家は訓読みで出穂(でほ)と言います。

 

昨年は、7/28に出穂開始、8/2が出穂期(50%の株が穂を出した時期)だったので、予想では生育が例年よりも進んでいる気がしたのですが、結果はそうでもなかったと言うことですか。

 

ちなみに、基肥なし、追肥なし、秋にレンゲの種を1kg/10a播いたのを田植えの一か月前に土に戻しただけで、あと鴨のうんちがちょびっと入っているくらいかな。

 

こちらも贅沢も不平も言わずに地味に育っています。

 

いいね!して下さった皆様へ、本当に有難うございます。

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