田んぼ1枚の燻炭撒き終了

2014.2.26

1月26日から始まった燻炭散布ですが、ようやく一枚目の田んぼをやっつけました。

 

計算上では、1日コンテナ4杯分の燻炭ができ、100m分に相当するので、15aの田んぼならば、15m×100mなので1m間隔で散布すると、15日で終了するはずでした。

 

これが1ヶ月を要したと言うことは、我が社の従業員は、二日に1回休んでいる計算で、まあ途中大雪があって、中断したりもしたので、こんなもんか。

 

燻炭を焼き始めた頃は、着火ミスで、次の日に燻炭焼き器から取り出そうとしても全然焼けてないことが何度かあったり、またその反対に自動消火装置がうまく働かずに炭を通り越して灰にまでなってしまったり。

 

が、ここ10日くらいはだいたいそれなりに焼けているので、ようやっとコツが呑み込めてきたかな。

 

このペースならば、今年の稲作シーズンが始まるまでにあと1枚はなんとか行けそうです。

頑張っている自分に、がんば!

 

復興物語

津波をかぶった農地にトマト畑がひらかれた
津波をかぶった農地にトマト畑がひらかれた

2014.2.16

昨晩 Eテレで以下の番組を観ました。

 

農の夢よ、よみがえれ

~若きビジネスマンと被災農家の1050日~

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2014/0215.html

 

番組の中で「復興とは、そこに住んでた人達が望む姿で再び生活できるようになることだ。」と言っていたのが印象的でした。

 

生活できるということは、安定した収入が無いとできないことです。

それを農業をベースにしてやろうとすると、お天気任せな部分もあるので、どうしても博打的な要素も入ってしまいます。

 

それを乗り越えようと、亘理町の農民らと奮闘する姿に深く共感するものがありました。

 

再放送は、

2014年2月22日(土)午前0時45分

です。興味を持ってくれた方は是非ご覧ください。

 

突然ですが、11.22は合鴨の日

毎週新聞
毎週新聞

2014.2.14

世の中はバレンタインと言うことですが、あれはチョコレート業界の陰謀だよ。

 

それだったら、11.22は「合鴨の日」に制定します。

そのこころは、1と1で愛となり、そして2と2でこちらもカモが寄り添う姿を表わします。

 

11.22には皆さん、合鴨を食べて合鴨君の働きに感謝しましょう。

 

ところで管理人が小学3年か4年の放課後、校庭でサッカーをしていたら、学年一知的な(と管理人は思っていた)女子が一人でやって来た。

 

「バレンタインのプレゼントをあげる」と言って、学年一かっこいい(と管理人は思っていた)男子にパッケージを渡そうとした。

 

そしたら「いいよおれはそんなの」と断った。

 

あれは、他の男子が周りを囲んでいたのが、恥ずかしくて、ついあんな乱暴な言動になってしまったのか。

 

管理人はあの時、まだバレンタインの意味を知らなかったし、むしろサッカーの続きを早くやりたいと思っていた。

 

恐らく、学年一かっこいい男子もそんなレベルだったんじゃないかと思う。

結局、まだ俺たちはガキだったのだ。

 

2/6に一年目の合鴨水稲作が何事もなく収穫にたどり着いたことを書いた。

2年目に、近所のTさんが合鴨農法に興味を持ってくれて、一緒にやることになった。

 

3人揃ったので会を結成することにした。

そして、1995年「玉造合鴨水稲会」が誕生した。

 

信じる力

有機栽培の米作り
socha

2014.2.13

ソチのオリンピックが始まってから、生活が乱れています。

 

なじみが薄く、内容が分からない競技ばかりですが、日本人が出て来ると応援しています。
皆さんはいかがですか?

 

とは言うものの、毎日の燻炭作りは、欠かさずにやっています。

燻炭のパワーを信じて、田んぼに入れ続けてます。

 

信じて続けていれば、きっと良い結果が訪れると、白銀のアスリートたちが教えてくれています。

 

雪にもめげず

有機栽培の米作り
雪景色

2014.2.11

今朝も雪が降りました。

雨にも負けず、雪にもめげずの心境です。

 

この風景は、1/25に掲載した田んぼと同じとは思えないような景色の変化です。

あまりの積雪の多さに、本当にここは茨城なのかと目を疑ってしまいました。

 

有機栽培の米作り
歴代会長勢揃い

ところで、本日「かなさ笑楽校(旧金砂小学校)」にて、茨城合鴨水稲会の集まりがありました。

 

この写真は、「合鴨農法」と言えば「鴨」、「鴨」と言えば「ソバ」、「じゃあ、ソバ打ち体験をやろう」ということで、プロを雇ってソバの打ち方のイロハを学びました。

 

驚いたことに、皆さん鴨を育てるのはプロでも、ソバを打つのは初めての人がほとんどでした。

 

写真は偶然にも、前々会長根本さん(中央)、前会長小林さん(右)、新会長富山さん(左)と指導員の関さん(白の割烹着)が一枚のフレームに揃いました。

 

関さんの教え方が上手だったので、全員繋がっているソバをこしらえ、美味しく召し上がることが出来ました。

 

これからは、大いに鴨ソバを振舞うことにしましょう。

 

究極のゼロ

有機栽培の米作り

2014.2.10

合鴨農法を実践するNさんにとっての永遠のテーマは「省力化」です。

 

常にどこまで手抜きが可能かを考えて、そのギリギリのラインを見極めるのを人生の最大の喜びとしています。

 

その一例が、鴨雛の飼い方。

 

最初の一年目の放飼のタイミングは、雛が大きくなってからが良いだろうと考えて、3週齢の雛を田んぼに放しました。

 

それから、だんだん田んぼに放すタイミングを早めていきました。

田んぼに入れる時期が早ければ早いほど育雛に手間が掛らないからです。

 

最近では、暖かければ鴨雛が到着してすぐに田んぼに入れるようです。

Nさん曰く「田んぼに早く入れたほうが、丈夫に育つんだよ」

 

究極のゼロ日放飼です。

 

すったもんだがありました。

有機栽培の米作り
宮沢りえ

2014.2.9

久々の大雪で、昨日から3回目の雪かきをやりました。

 

我家の場合、車庫から道路までの距離があるのと、車庫から道路が少しスロープになっているので、そこが凍ってしまうと、道路にたどり着けずに軟禁状態に陥ってしまうのです。

 

そのため泣く泣く?職場に休暇願を出したことがあります。

同じ轍を踏まないように、ただ腰が...。

 

ところで、しばらく昔話が続いているので、今回も合鴨農法事始めの続きをやりましょうか。

1994年、初めて鴨雛が自分たちの手元にやって来ました。

 

以前牛飼いをやっていたNさんは、雛の保温をどうするかに頭を悩ましました。

そこで思いついた苦肉の策が「風呂場で飼う」でした。

 

風呂場なら、水は豊富だし、お湯も出るし、汚れても直ぐ洗い落とせるし、良い事ずくめです。

と思ったのですが、自分たちが風呂に入れなくなってしまいました。

 

なので、このやり方は3年目からは、止めました。

つまり、2年間は風呂に入れなかったということです。そんなわけないか(笑鴨)。

 

Nさんとの模索(1年目)

2014.2.6

筑波山を車で越えたら、峠の方は雪が凍っていてカッチンカッチンでした。

 

Nさんの話の続きをしましょう。

Nさんのやり方は実に理にかなったやり方をしていて、非常に参考になりました。

 

先ず、マニュアル通りに綺麗にトレースする。

今回は「合鴨ばんざい」に書かれてある通りに、最初から一字一句疑わずに実践してみる。

 

そして、何が同じで、何が違っていたのか、何故違っていたのかを考えて、同じ結果になるようにやってみる。同じ結果にたどり着くまでやる。

 

その次に、どの部分で手抜きをしても影響がないかを探り、自分流のやり方にアレンジしていく。

これを実現するために、毎日欠かさず記録を取り続けていました。

 

このやり方を近くで見られただけで一年間大変勉強になりました。

一年目の結果は、Nさんとやれたお陰で大成功でした。

 

なめんなよいばらき県

有機栽培の米作り

2014.2.5

昨日は茨城でも久方ぶりに雪が降りました。

 

茨城は、農業に非常に適したところで、色々な農作物の北限でもあり、南限でもあるので、あらかたのモノは県内産で揃ってしまいます。

 

しかもほとんどの農作物は、全国ベスト5位以内に入っているにもかかわらず、ほとんど知られていません。同県人にさえです。

 

また、地形が平坦な所が比較的多いため、大規模化がしやすいメリットがあります。

それに、台風の通り道から外れているので、台風の被害は比較的少ないですし、降雪もほとんどありません。

 

さらに言えば、霞ヶ浦を抱えているので、例え旱魃(かんばつ)になったとしても水に困ることはありません。むしろ、お日様が沢山あって、水も豊富なので豊作になります。

 

ついでに、茨城県人は、お調子者やひねくれ者・理屈っぽい人も多くいるのですが、一方で頼まれたら嫌と言えない江戸っ子堅気みたいなところもあって、細かいことをグタグタ言わないので、非常に付き合いやすいです。特に水戸生まれの人を「水戸っぽ」と呼ぶ言い方もあります。

 

悪いところは、自己PRが下手で、茨城県の良いところを全く外へ発信できないところです。

おかげで、全国で最も魅力の無い県と言われて久しく、東京の街頭で茨城県がどこに位置するか、茨城の県庁所在地がどこか聞いてみてもほとんどの人が答えられません。

 

それに業を煮やした茨城県は、ついに県庁HPに「なめんなよいばらき県」という自虐的キャンペーンを始める始末です。

 

このように魅力的な茨城県に是非一度はおいで下さい。

 

今日は節分

有機栽培の米作り

2014.2.3

今日は誰が何と言っても「節分」です。

 

誰かが「うちでは昔から節分には、そばを食べるんだよね」と言いました。

「うそ、恵方巻きじゃないの?」

「節分は旧暦の正月だから、年越しそばを食べるんだよ」

「恵方巻きは、コンビニが流行らせたバレンタインみたいなものだよ」

「すみません。節分には豆を食べるんじゃないですか?」

「豆って言えば、鬼の役かわいそうだよね」

「桃太郎の時代から鬼は悪い奴ってことになっているからいいんだよ」

「おれ、初めて読んだ本が『泣いた赤鬼』だったから、鬼さんかわいそうとしか思えないんだよね」

 

全然話がまとまらないのでした。ちゃんちゃん。

 

今日はにゃんこの日

有機栽培の米作り

2014.2.2

今日は「にゃんにゃん」と言うことで「猫の日」だそうです。

けれども、話題は全く猫とは関係なく、広島から帰って来てからの管理人の話です。

 

合鴨農法を実際に始めたいのですが、何しろ宮仕えの身なので常に合鴨に注意を払ってやることが出来ません。

 

いくら「合鴨ばんざい」があるとはいえ、心細いこと仕方ありませんでした。

そこで、同志を募りました。

 

やるからには成功して、遠巻きに見ている人にも納得してもらう必要があります。

近所に自分が理想としている苗をきちんと作っている人がいます。

 

この人の事は以前から気になっていました。

で、この人の田んぼは常にきちんと管理されていて雑草一本なく、また、以前牛飼いをやっていたので、生き物の世話にも長けていることも分かりました。

 

この人とならば、きっとうまく行くに違いない。

 

そこで、それから猛攻撃を仕掛けました。

有機栽培の先進性、市場の評価、合鴨農法の素晴らしさ、情報収集の仕方等々、会う度に語りかけました。

2ヶ月くらいしてとうとう「やってもいいよ」と言ってくれました。

 

それが、玉造合鴨水稲会のNさんです。

 

2回目の合鴨米醸造

有機栽培の米作り

2014.2.1

本日、来福酒造に2回目の酒造りの原料となるお米の納品に行って参りました。

納品の前に農産物検査があります。

これは別名、米穀検査とも呼ばれます。

 

昔は、食糧事務所の検査官にお願いして、全部の袋を一つずつ検査していました。

平成18年より民間検査となり、農協や民間米取扱業者の検査員資格を持っている方にやってもらいます。

 

袋の横に「検」マークのシールが貼られているのが見えますか?

あれが、検査棒を差し込んだ跡に、お米が出てこないように貼られたシールで、検査した印です。

 

有機栽培米だからと言って、農薬を使った慣行農法米と区別があるわけでもありません。

そして検査の結果2等以上にならないと酒蔵で受け取ってもらえません。

なので、検査を受ける側にとって、緊張の瞬間です。

 

結果は上々、1等(◎)でした。バンザ~イ!

 

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