お盆前の状況

2021/8/10

 Nさんが「奥さんが子供を連れて里帰りして暇なのでドライブがてらトラスト田の様子を見に来ました」と、突然の来訪。

 乗ってきた車は、ルパンの愛車FIAT500(チンクエチェント)にアバルトが蠍のDNAを注入したアバルト595MT。官能的なエキゾースト音を残して去っていきました。

 ところで、田んぼのいのちの壱は、出穂が始まったところです。

(写真は、Nさんより提供)

 田んぼの番は、昨年に引き続きトラストちゃん2号にお任せです。Nさんは初め、平野代表がいるのだと思って声をかけそうになったと言っていました。

(写真は、Nさんより提供)

 田んぼから上げたカモたちは、家の裏の田んぼ(休耕田:隣の親父の田んぼですが、今年は米が余りそうだから作付を減らすように指導があり、代を掻いただけで田植えをしなかった)にネットを張って、鴨を放しました。現在鴨肉になる前の肥育中です。

(写真は、Nさんより提供)

 今年は鳥インフルエンザの影響で、鴨雛が入手できず、自分で孵化をすることになったのですが、親ガモを見つけるのに苦労したので、来年用に親ガモを残しました。

(写真は、Nさんより提供)

 Nさんに説明したとおりですが、孵卵器は4段に分かれていて、1段に卵のサイズによりますが、約72~98個を入れられます。孵化率が60~70%位なので、98個入ったとして1回に約60羽を孵すことができます。

 卵は温度が高い時は、3日以内に孵化を始め、温度が低い時は7日程度は保管できます。ですので、春先ならば、一週間かけて98個の卵を確保します。

 孵卵器の1段目から3段目が自動転卵で、4段目は発生座といい転卵せずに孵化をさせる場所になっています。孵化までは鴨は28日なので、最初の週は1段目に入れて、2周目に卵が生きているかどうかのチェック(検卵)をして、2段めに移します。同様に2回めの検卵を3周目に行い、3段目に移し、4周目に発生座に移します。

(写真は、Nさんより提供)

収穫までたどり着けるか「タノクロ豆」

2021/7/24

 大豆の状況です。手前が「里のほほえみ」、中央が「タノクロ豆」ですが、タノクロ豆は、播種の次の日に雨にあたった列は、綺麗に出芽したのですが、播種当日に雨にあたった列の出芽は半分以下となってしまいました。今から播種したところで間に合わないだろうなあ。

 大豆の向こうは、今年ソバを播く場所で、籾殻を振り終わったところで、雨を待って耕耘する予定です。

アロカナの雛の雌雄

2021/7/23

 6/13に孵化したので、1ヶ月と10日目です。 鶏冠の違いで雌雄判別ができるとのことですが、一羽だけ大きいのがいるので、こいつがオスかな。

 そうなら、家の鑑定士が言った通りとなり、ハナタカさんに威張られてしまいます。

 卵の提供者にこの動画を見てもらったところ

「尾羽がない個体は、アロカナ種の原種の特徴が出ていて、大変貴重」なのだそうです。

 心して大切に育てます。


ビニペット除草機

2021/7/17

 茨城町の山川村農園で開催された茨城県合鴨水稲会の現地検討会にてビニペット除草を見てきました。

 ビニペット除草とは、ビニールハウスにビニールを固定する金具を使用した除草のことです。山川村農園さんは、十年ほど前からこの除草法に取組み、最初は手で引っ張るタイプから初めて、田植機につけた乗用タイプ、一輪動力タイプと動力を変えてみたり、ビニペットの間隔を変えたり、ビニペットの角度を変えたり、年々改良を加えて、現在の形になったとのことでした。

 一言でいえば、ホウキングの水田版ですね。

 実演の時期が遅かったので、すでに草が大きくなりすぎていてあまり草は取れませんでしたが、田植え5日から21日目くらいなら、効果は著しいそうです。


Most important mission

2021/7/17

 鴨を田んぼから上げる時期が刻一刻と近づいてまいりました。この時期の大事な作業は、ネットに絡んだ草をネットから除くことです。

 これを怠って、力ずくでネット剥がしをやると、ネットを破ったり、腰を痛めたり、ろくな事がありません。管理人は、ネット剥がしの翌日に腰痛で病院に運ばれたことが一度や二度ではありません。なので、マイケルくんにはとても重要な任務を言い渡しました。

 It's a most important mission.


藁にもすがる思い

2021/7/16

 2週間前に日産自動車の方から、大麦のわらを探しているとの連絡がありまして、神奈川でなくて、岩手でなくて福島で見つからず、茨城で探していて、管理人に偶然繋がり、裸麦と小麦の藁を持って行きました。

 原理は、麦稈を英語でストローと言いますが、麦稈の穴の中に住む微生物が藻を食べると言うことらしいのですが、ホントかいなと思いつつも「農薬は使っていないので微生物は住みやすいと思いますよ」と渡してあげました。

 貰っていった日産の方も上司から「環境の日産だから、化学物質は使いたくない」と言われて、藁にもすがる思いで、茨城まで来たそうです。それが「実際に池に藁を入れてみたら、2週間でキレイになりました。写真を送りますので見て下さい。」との連絡がありました。

 素晴らしい。有機農業バンザイ!!

雨も晴れも嫌いじゃ

2021/7/16

 先日の大雨でせっかく上げた土が流されてしまったので、もう一度中耕です。

 これで梅雨が開けたようなので、今度は晴れが続くと土の表面がカチカチになります。なので、その前に管理機を入れました。

雨は嫌だけど

2021/7/11

 今日は雨が降らないと天気予報のお姉さんは言っていたのに夕方から土砂降りです。

 一時間ほど降った後には、2重の虹が見えました。

梅雨の間のヤギの食事

2021/7/10

 今年の梅雨はしつこくて、なかなか雨が止んでくれません。また、降り方が異常で、梅雨というよりは、熱帯のスコールのようです。

 梅雨の中休みで、久しぶりに畑に出てきました。ヤギたちも、この合間を楽しむようにゆっくりと草を食んでいます。

 ちなみに、雨の日のヤギたちは小屋の中でふて寝です。


ホウキングの裏技

2021/7/6

 播種10日目で2回目のホウキングです。1回目のホウキングからまだ数日しか経っていないのに、早くも草が出ていました。

 今回は、先ず管理機で条間を耕しながら、土を大豆の上に飛ばし、覆土しました(土寄せではなく、大豆が見えなくなるまで完全に土を被せました)。

 次に、熊手で土に隠れた大豆を掻き出しました。どんなに強く掻いても大豆の苗には影響しないと分かっているから出来るワザです。

 写真は、作業後の様子です。

ホウキングの効果

 6/26に大豆「タチナガハ」を播種して、7日目です。ずいぶんと雑草が出てきました。本当は播種3日目頃からホウキングをやりたかったのですが、種を播いてから雨天続きだったため、延び延びになっていて、ようやく雨の合間に出くわしたので、ホウキングを掛けることができました。

 ホウキングによってだいぶ草が減るのが分かってもらえると思いますが、本音ではもっと草が取れて欲しいのです。

 これは、反対側からの写真です。お判りですか?こちらはほとんど草が残っていません。何がこんなに劇的な変化をもたらしたのでしょうか?

 実は、ここの場所は籾殻をたくさん投入した場所で、土がふかふかの状態です。こうなると、ホウキングの効果がしっかりと窺えます。

 ここの土は元々粘土が強く、雨が降るとベトベトで、乾くとカチカチで質の悪い土でした。数年前から試験的に籾殻を入れて改良を試みましたところ、ホウキングでこれほどの効果が現れるとは、思いもしませんでした。

 と言うわけで、これから大豆を播く場所に籾殻を散布しました。本当は、一年前に籾殻を入れて、冬の間に、水分吸収と細胞内での水分の凍結に依る籾殻の細胞破壊が起こってからだと、土への馴染みが一層良くなるので、そのほうが好ましいのですが、今回は、ホウキングの効果が改善されることを期待して、敢えて籾殻だけを散布することにしました。

 後は、ロータリーによる耕耘と播種を待つばかりです。大豆「タノクロ豆」の種は、昨日届きました。

鴨ヒナの成長

2021/7/3

 6/4に鴨ヒナを田んぼに入れてから丁度1か月経ち、ずいぶん大きくなりました。  羽の色もだんだん変わってきて、なぜかアヒルが一羽混ざっています。アヒルの血が濃い個体は、体も他のカモよりは一回り大きく育つようです。


癒やしの音楽

梅雨です。天気が良くなったら、大豆を播いた畑に行ってホウキング除草をやりたいなと考えているのですが、ここのところずっと雨で、畑に行けていません。この間にも草はどんどん伸びるので、モヤモヤが募ります。

こんな時は、ジタバタしても仕方がないので、雨音とヒナ達の合唱で癒やされて下さい。


小麦の脱穀

小麦の脱穀風景です。脱穀機は熊谷農機の「まめこき」です。以前は、足踏み脱穀機でしたので、その頃から比べると格段の進歩です。

130kg収穫するために9時間くらい脱穀にかかりました。もっとも、この後ゴミを取り除く作業に更に9時間くらいを要しましたが。


脱穀助手が細かな陸周りをしてくれるので、脱穀作業に集中できます。

結婚式のケーキの入刀依頼の夫婦の共同作業ですが、息はぴったりです。


再び本日のカモさん

2021/6/17

 トラスト田の隣の田んぼのカモさんたちは、呼ぶと遠くから駆けてきます。本来はこうであって欲しいのです。

 小屋に素直に入ってくれるクセが付けば、田んぼからカモさんを上げるときに苦労しなくても済むので、普段は小屋の中に餌を撒くようにしています。

 例外もあって、草が田んぼに生えてしまったときは、そこに餌を投げ入れて、草の生えている土をかき回してもらいます。


本日のカモさん

2021/6/16

 水田トラストの田んぼのカモさんたちは、おっとりとしていて厳しい競争社会には生き残れそうにはありません。

 もっと活発に動いてくれないと草がわさわさ生えてきてしまいます。皆さん頑張れよ。


鶏の雛を孵したゾ!!

 カモの雛を孵した締めに、緑色の卵を生むアロカナ種の卵をネットで入手し、孵化させました。

 我家の鑑定士に鑑定を依頼したところ「オスが一羽で後はメス」とのことでした。なんでも羽の形で分かるらしいのです。

 前回の鑑定では、今回と同じことを言われたのですが、鶏が育ってみると卵を生むのは一羽だけだったということもあり、今回の結果もあまり期待できません。


小麦(さとのそら)のバインダー収穫

2021/6/12

小麦(さとのそら)の収穫です。 バインダーを新調(中古ですが)したので、これまでのように手で縛る作業がなくなり、大分楽になりました。昨年はスズメの食害で散々でしたが、今年はテグスを張ったので、スズメが来なくなりました。

収穫後の束は、新たに建てた乾燥小屋に持ち込みおだ掛けをしました。これで雨が来てもへっちゃらさ。


今年もやってます

田んぼに合鴨、畦にはヤギさん、今年もやっています。

イヤ~、癒やされますなあ。

コロナが終息したら皆さん見に来て下さい。

 

「笑鴨」をさがせ!Were's Waraikamo?

 今更なんですが、今年の「笑鴨」は、いつものとひと味もふた味も違います。

 それは、昨年の天気が非常に良くて、お米が豊作になったからなのですが、粒張りが良くて、食べても甘みが一段と乗っていました。

 それはお酒になっても同じことで、まるで生酒を飲んでいるかのような芳醇な味で、感動モノです。

鴨ちゃん田んぼデビュー

2021/6/4

 遅ればせながら、漸くの田んぼデビューとなりました。最初は恐る恐るという感じでしたが、いざ田んぼの水に浸かってしまえば、カモたちの天下です。皆さん気ままに広がっていきました。

 夕方見ると、4羽のカモが仲間たちとはぐれてピーピー鳴いていたので、畦の向こうの仲間のところまで誘導して合流させました。その後、代掻きで高い所を直しきらなかった場所で陸の孤島ならぬ「田の孤島」に全員集まって、羽繕いを始めてしまいました。こんなところで休んでいたら、体温が下がって消耗してしまいます。

 なので陸の上に誘導し、朝を迎えさせることとしました。2晩だけは陸に隔離しましたが、それ以降は24時間放飼です。


笑ってくれや、還暦カモの登場だぃ

2021/6/3

 こんな時期になるまで、鴨雛の養生をすることになるとは思っていませんでしたが、今年は、予想外に鴨を死なせてしまったせいで、計画がだいぶずれ込んでいるのと、あせって雛を入れたところは、あまり良い結果を残せていません。

 5/8に田植えをしたので、遅くともその1週間後には鴨雛を放飼して、後はカモたちが働くのを寝て待っていれば良かったのですが、雛を入れたその晩に猫に入られて、全滅させてしまいました。

 

 次の鴨が育つ間に田んぼにはヒエが生え放題になっています。そこで、泣く泣く還暦カモが田んぼに入ることになりましたとさ。めでたしめでたし。



トラスト田に鴨が来た

2021/6/2

 トラストの田んぼは、予定通り田植え7日目にカモたちを田んぼへ放飼することができました。

 このカモたちは、5/7生まれなので、孵化後4週間弱となります。このくらい大きくなると朝の冷たい水も全然平気ですね。


C国製孵卵器が大活躍?

 C国製の孵卵器です。外気温が10℃以下のときは、内部温度が孵化の適温(37.5℃)に達しないので、卵の保管箱(15℃)として使っていました。

 自動転卵という謳い文句で購入したのですが、モーターの不具合なのか時間が来ても転卵してくれません。

 5月になって外気温が10℃を超えています。孵化の3日前からは転卵は中止するので、発生座(37℃)として転卵を中止した卵を入れています。

 手動転卵(3時間ごと)すれば、36個×3段=108個の孵化器としても使用可能です。実際にやってみると一番上の段はヒナが孵るのですが、二段目と三段目は温度が上がらず、孵りませんでした。36個の手動転卵孵卵器です。

安物買いの銭失い?

 4月にヤフオクで購入した低温恒温器ですが、孵化率が良くない。原因は2つあると思います。①中に水盤を設置すると内部に水滴が充満する。つまり、密閉性が高く卵に十分な酸素が供給されない。②上段と下段の温度差が2℃以上ある。温度センサーが天井にあるだけなので庫内の温度差にまで気が回りませんでした。

 対策として、上部に穴を開け、換気口を設置しました。それから、換気口の下にファンを設け、空気を循環させるようにしました。これで、孵化した雛を入れて観察すると、雛に当たる風が思いのほか強く、雛が可愛そうです。

 さて、この低温恒温器の運命やいかに。

 今の状態では、一番上の段が風の影響で孵化しないことが判明したので、ファンの下に整流板を設置することにしました。

今年の田植えはハードだぜ

2021/5/8~5/22

 昨年までは田植え作業を委託していたのですが、ひょんな事で歩行型4条田植え機を譲って頂きましたので、20年ぶりの田植えです。

 爪の押し出しがうまく機能せず、欠株だらけです。作業後植え付け部を分解してみると、サビと泥で潤滑油が茶色に変色していたので、潤滑スプレーと田植え爪オイルで応急処置し、今年の田植えを乗り切りました。

 貰った田植え機なので文句は言いません。ところで、自分で植えてみると、これまで気が付かなかったことにいくつか気が付きました。

 周りの農家のおじちゃんに言われて、田植え4日前に代掻きをしていましたが、歩行型では苗と苗の間を歩いているときに植えたばかりの苗が真ん中に寄って来て斜めになってしまいます。これは、まだ土の固まり具合が十分ではないということなので、7日くらい前がこの田んぼには適しているようです。

 それから、耕耘が平らでないところは、歩いていると良くわかります。代掻きで誤魔化してもお代官様の目は誤魔化せねぇつうことが分かりやした。

 


トラスト田んぼにイノシシ現わる

2021/5/16

 トラスト田んぼの代掻きをしていたところ、突然黒い物体が目の前を横切りました。 昨日田植えを終えた田んぼの畦を一頭のイノシシが、走って水路の際まで来ると2m以上ある水路を難なく超えて、向こうの田んぼの中をじゃぶじゃぶと走り抜け、山の方へ姿を消しました。

 まさか水路を超えるとは想像していなかったので、驚くほどの身体能力です。昨年は、トラストの田んぼに2回入られましたので、できるだけ早く電柵を設置します。


混合油の作り方

 実習生のリクエストで、100:1の混合油の作り方です。実習生が50:1の混合油をホームセンターで買っているというので、値段を調べたら800円/2L=24,000円/60L。自分で混合するとケムナイト100が2,000円/600cc=60L分。ガソリン150円/L×60L=9,000円つまり11,000円/60Lなので半額以下となります。

 これまで、冬を越して久しぶりにエンジンをかけようとするとエンジンがかからないトラブルが何回もありました。100:1混合油を使うようになって15年以上経ちますが、エンジントラブルは一切ありません。機械屋さんが儲からなくなりますが、ぜひ導入して下さい。


実習生登場

2021/5/1

不定期ですが、4月より実習生が来るようになりました。 合鴨農法を学びたいとのことなので、一緒に作業しています。 本日は、畦草刈りです。


植付け設定

2021/4/26

 知人より歩行型田植機を頂きました。これまで、田植えと稲刈りは他人任せでしたが、来年からは自由業になりますので、自分で出来ることはやるようにしたいと思いまして導入いたしました。

 植付け間隔をどこで調整するのか悩んでいたところ、レバーのところに80・70・60・50とあります。どうやらこれの意味するところは80株/坪ということらしい。現代風に言えば、80株/3.3㎡。条間30cmなので、12cm間隔に植付けられることになります。同様に70株/3.3㎡では、30cm×16cm。60株/3.3㎡では、30cm×18cm。50株/3.3㎡では、30cm×21cm。乗用型ならば30cm×30cmの正条植えが可能なのですが、歩行用では、30cm×21cmが最も疎植な設定なので、今回はこの設定で移植します。

カモ雛の孵化作業(一ヶ月分)

2021/4/25

カモ雛の孵化作業の一ヶ月分の写真や動画を一本にまとめました。 4月は忙しかったけど、面白かったです。

5月になると孵化が本格的に始まります。 田植え・ネット張り・水管理等もあるので、更に忙しくなります。


陽だまりのコガモ

2021/4/24  知り合いのところでは、コガモを全くの保温なしで飼育していると聞き、保温なしで置いてみました。水浴びを楽しんだ後、コガモ達は陽だまりに集まり、暖を取りつつウトウトと居眠りを始めました。

 実は、前日一年ぶりに引っ張り出したソーラーパネル牧柵機で電気を流したつもりの囲いの中に猫に入られて、一部の鴨さんを死なせてしまいました。日中は、かすかに残っていたバッテリーで守っていてくれたようでしたが、日が沈んだ後、バッテリーが切れて、その一瞬のスキを突かれて入られてしまいました。本当に申し訳ないことをしました。

Security is a great enemy.


苗の生育

2021/4/24

 播種後7日目の「いのちの壱」です。播種した日に苗箱をグリーンハウスに運び17枚ずつ積み上げ、ブルーシートで包み保温しました。

 3日目の朝、芽が出始めたのを確認し、育苗箱を十文字になるように積み上げ、光が入るようにしました。そして、その日の夕方、外の育苗プールに苗箱を並べ、保温シートを被せました。(この時はまだ水は入っていません)

 そして本日、芽の長さが1.5cm程度になったことを確認し、水を入れ、プール状態にしました。

 奥が「コシヒカリ」で、「いのちの壱」よりも1週間早く播種しました。なので、ここへ育苗箱を並べた時期も「いのちの壱」よりも1週間早くなります。ただし、この頃は夜間の温度が10℃を割っており、育苗シートで保温していたとは言え、苗にとっては寒かったろうなと思います。

 それでも外に並べて4日目に入水すると苗はみるみると伸び出し、奥に見えるようにグリーンの絨毯のように育ちました。水の力は偉大です。

 こちらも土が丸見えで、苗が育っているのかどうか分かりにくいですが、すぐに育つことでしょう。

プール育苗スタート

2012/4/18

 これまでは、田んぼに並べて水苗代にしていたのですが、今年始めてプール育苗にチャレンジです。

土曜日に播種してビニールハウスに積んで出芽を促し、路地に並べて育苗シートを掛けておいたのですが、一週間ずっと寒かったため、芽が伸びません。このままシートを掛け続けてカビが生えるとまずいので、プールにしてしまいました。

 明日から暫く暖かくなる予報なので、そこに期待します。


裸麦と小麦の生育

2021/4/16

 裸麦の「キラリモチ」と小麦の「さとのそら」の生育状況です。今年は暖冬の影響で生育が平年よりも早く、すでに出穂を迎えています。近隣でと言うか、同市内で麦を作っている人はいないため、この後、雀の集中攻撃が予想されます。無事収穫までたどり着けるか、乞うご期待。


急場しのぎの催芽方法

2021/4/9

 3月20日に温湯消毒した種籾を冷水に浸けて吸水させて来ましたが、いよいよ発芽させる時が参りました。

 例年催芽機に入れて加温し芽出しをするのですが、催芽機のヒーターのランプがさっぱり灯かないのです。これを一般的には故障と言います。農業機械は、常に一番必要なときに壊れると相場が決まっています。もうかれこれ40年くらい使っている機械なのでもうそろそろお役御免の時期が来たのでしょうか。

 さて、どうしようか。ここで選択肢は3つ。①お風呂のお湯を30℃にし、その中に浸ける。②お風呂の残り湯(39℃くらい)にコンテナを入れ、熱気に晒す。③雛の孵化用に準備した恒温器の温度設定を28℃にして、その中に入れる。

 管理人の選んだ方法は、②でした。この方法は、大学時代に米作りを始めた頃にやっていた方法で、慣れ親しんでいたので、これを選びました。結果は◎でした。

今日も元気だ寒中水泳。

2021/4/7

 日向ぼっこばかりじゃあ体が鈍っちまいます。寒中水泳で体を鍛えます。とりあえず、30分経ったら、声をかけてくんな。

 この頃は、4月とは思えない暖かい日が続きましたが、その後、直ぐに3月頃の陽気に逆戻りで、カモさん達ビックリしていました。

 このカモさん達は、練習で孵化させただけなので、家には置かず、欲しい人がいたので、全部あげてしまいました。


孵化当日の卵の声

2021/4/4

 いよいよ孵化当日を迎えました。殻が内側から突付かれて穴が空き始めました。まだ卵の状態ですが、とても元気な鳴き声が聞こえてきます。

 結局、20個を入卵し、途中検卵で、4個はじき、最終的に15羽が孵りました。孵化率75%。手動転卵では、まずまずの成績です。


畑の様子

2021/4/4

 草ぼうぼうでどこがキウイか判らなかったのを草を全部抜いて、会員さんと棚を設置して、それらしいキウイ畑になったのですが、昨年はさっぱり実が付きませんでした。

 恐らく前年枝を切った(つまり剪定した)のが過ぎたのか?ただ、イノシシの親子が遊びに来て土をほっくり返す様になりました。

 地主の田宮さんにその事を言うと、猪罠を設置してくれました。中には行方名産のさつまいも(天皇賞受賞)と好物の米糠、郷土料理で・「お・も・て・な・し」なのですが、どうもお気に召さないようで、一ヶ月以上音沙汰がありません。

 奥の方に、ミツバチの待ち箱が写っていますが、こちらも空振りです。残念無念⤵

 

孵化の試験

2021/4/3

 孵化前日のアイガモの卵の様子です。耳を済ませると卵の中から雛の鳴き声が聞こえます。命のささやきです。


 孵化の準備が着々と進んでいます。

 昨日ヤフオクで落札した低温恒温器が到着しました。この恒温器はスグレモノで、温度が0.1℃単位で設定できること、扉を開けて庫内の温度が下がってしまっても直ぐに設定温度に戻してくれることです。

 早速孵化器に入っている卵の検卵に使いました。この恒温器が入ったことで、孵化器の温度を下げることなく検卵が出来るようになりました。

 あと、孵化の時(最後の3日間)は、転卵する必要がないので、通常は、転卵台の下の孵化スペースに卵を移します。現在卵はカゴ5つ埋まっています。ところが、下の孵化スペースには、カゴ2つ分のスペースしかありません。

 この場合、転卵台を平らな位置に固定するしかありませんが、固定してしまうと次の卵が入れられません。なので、孵化スペースとして、恒温器を使うことで回転率を上げられます。なんて計画的なのだ!

田んぼの準備~春耕始まる


2021/3/28

 茨城アイガモ水田トラストの田んぼです。なかなか圃場が乾く間がなくて、じりじりしていたら、草が伸び出してしまいました。ヤギたちは大喜びですが、これ以上ほっておくと田植えが心配なので、思い切ってトラクター出動です。

 

 動画で耕している田んぼは、純米酒「笑鴨」の原料米「いのちの壱」を作付けする圃場です。

 会員さんが手植えする田んぼでは、昨年から引き続きトラストちゃんが頑張って見守ってくれています。

 果報は寝て待て、アルくんとチコちゃんは、地面に横になって悠然と構えています。

畑の様子

2021/3/21

 麦の列の間に白く見えるのは、ヤギの敷料に使っている籾殻です。土壌改良と施肥を兼ねてヤギ糞混じりの敷料を散布しました。

 先々週、猪の被害があったことを報告しましたが、電牧を張ってから被害がパタリと止まりました。さすが電牧です。

 とは言うものの、正しい使い方をしないと逆効果になるので、近くで、電牧を設置している人を見かけた時には「途中で電気を切らないで下さい。漏電にはくれぐれも注意して下さい。」と注意喚起します。電牧の中に入れると理解してしまうと今度は逆に電気が流れていても気にせずに入ってくるようになるので、周りの人たちも正しく使って貰う必要があるのです。

 本日は、漏電しないように電線下の草刈りをしました。

種籾の温湯消毒

2021/3/20

 本日のメインイベントは、種子の温湯消毒です。毎年やっていますが、これが始まるといよいよ忙しくなるなあと実感します。

 世の中には、電気の温湯消毒の機械がありますが、早く安定した温度を確保するには、ボイラー(左側)が一番です。右側は、薪でお湯を沸かしています。これは、種籾をお湯に浸したときに温度が下がるのを戻してやるために使います。

 今回、風が強くてボイラーの火が消えてしまって、なかなか温度が上がらなくて苦労しました。風除けをつけてから安定しました。早く気が付けばよかったのに。クシュン⤵

 

お湯の温度チェックは欠かせません。

種籾を入れたときに60℃になるようにするために、62℃に設定します。それでも温度が下がったときには、奥の手です。

種籾をお湯に入れたら、お湯が全体に行き渡るように、温度差が生じないようにネットをひたすら揺らします。10分間揺らしたら、冷水で冷やします。

その後種籾は、冷水の中で、水分を充分吸収し、発芽の準備が整います。


有精卵の確保

2021/3/15

 協力者のところに行って、鴨の飼育状況を見てきました。卵を分けてもらって、孵化試験をしたところ、有精卵率は、80%でした。これで卵の必要数量が分かりました。

孵化の準備

2021/3/27

 千葉県の合鴨雛の孵化場が鳥インフルエンザにより全頭処分になってから早一ヶ月。何ができるのかを考えた挙げ句にたどり着いた結論が、自家採卵・自家孵化ですが、親鳥がいないので自家採卵は不可能です。なので、県内で親鳥を持っている人がいないか探しました。そのかいあってなんとか卵の確保はできました。

 次に孵卵器の準備です。家にあった孵卵器は20個程度のホビー用で、これではどうしようもないので、やや大きめのをということで、奮発しました。ジャジャーン!

 韓国製でアヒルの卵が286個入ります。本日よりテストランです。電源を入れて2時間経ちましたが、目標の37.5℃に到達しません。考えた挙げ句、人間様が使っている湯たんぽを泣く泣く鴨の卵様に提供いたしました。これでぬくぬくです。

 実は中国製のやつも冷やかし半分で買ってみたのですが、こちらは外壁がプラスチックのへろへろで、ホビーにも使えない代物でした。とりあえず、20℃はキープできるので、貯卵に使うことにしました。

麦と猪と馬鈴薯と電牧と

2021/3/7

 麦が伸び始めましたので、中耕をしに行ったら嫌なものを見つけてしまいました。先週植え付けた馬鈴薯のビニールが破られているではないですか、これはあの憎っくき猪の野郎に違いない。昨年は収穫期になってからの被害だったので、のんびりしていたのですが、いきなり先制パンチを食らってしまいました。

 目には目を歯には歯をです。やられたらやり返す。倍返しだ。太陽光パネルが付いて更にパワーアップした電牧機を急いで設置しました。

 このあと、ヤギを連れて行って、試験をしたことは言うまでもありません。

アイガモネットの修理動画

2021.2.17

アイガモネットの修理画像をアップしましたが、動画で見たいとの要望にお答えして動画をアップしました。 アイガモネットの特徴は、糸を張合わせてあるだけなので、強い衝撃が加わると張り合わせたところが剥がれてしまいます。なのでバッテンを描くように糸を縛り付けていきます。


ヤギの乳搾り

ヤギのミルクを搾るために、上体を起こさせて、首と後ろ脚を固定します。 餌を与えると餌を食べている間は、何をしても静かにしていてくれます。猫や犬は餌を食べているときに近づくと嫌がりますが、ヤギは正反対ですね。

11/22に子供が生まれて、1/26に貰われていきました。それ以降、朝晩の乳搾りは欠かせません。


ヤギが餌を食べるのに気を取られている間に乳を搾ります。まず、熱湯で消毒したタオルで乳をきれいにします。右手で絞り、左手のコーヒーポットで受けます。搾り方は、朝ドラ「なつぞら」で学びました。

朝のミルクは、搾りたてを生でいただきます。晩のミルクは、ヨーグルトに加工します。

 


合鴨ネットの修理

2021/1/31

 12月の冬季休暇に入ってから断続的ではありますが、合鴨ネットの修理をしております。

 ネットは使っていると外敵がネット内に入ろうとしてネットに穴を開けたり、草刈りの際に刃を間違えてネットに当ててしまったり、ネット保管中にネズミに齧られたりと、様々な要因でネットが痛みます。

 そこで、冬の間にネットの修理をしておくと、春になって慌てずに済みます。

 写真のネット修理針は、漁師がネット修理をしているのを見学させてもらい、ネットのサイズに合わせて、真似をして作りました。

 ネット修理針には、水糸を巻きつけて使います。

 色々な糸を試してみましたが、水糸が一番手に入りやすく丈夫でコストが抑えられ、使い勝手が良いので、これに落ち着きました。

 丸の中のネットが破れているので、修理します。

 このネットは、合鴨農法に取り組んだ年に購入したものなので、だいぶネットが弱くなってきましたが、直せばまだ現役で使えます。

 修理をすると、このようになります。

 こんな感じで修理をしながらネットを使い続けて来て、28年経ちました。

麦作り

2021/1/16

2回めの麦踏みです。

 

2021/1/16

麦踏みの前にヤギの食害を受けました。

子ヤギの成長

生後1ヶ月のヤギです。この頃は、母親の側から片時も離れません。


耳がピンと立っているのがお兄ちゃんで、耳がへちゃむくれているのが弟くんです。カメラも一応食べてみたいのでしょうか。お母さんは、お構いなしですね。

軽トラに乗せると屋根の上まで登ってきます。もうやりたい放題です。


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